①脊椎分離症:椎弓狭部の連続性を欠いた状態。第5腰椎に多い。
②脊椎すべり症:椎体が前方へ移動した状態。L5/S1間に多い。
①脊椎分離症の症状:腰部の鈍痛・疲労感など(坐骨神経症状は一般にない)が認められる。
②脊椎すべり症の症状:罹患部の陥凹(階段状変形)、腰椎の前弯増大、馬尾・神経根症状(分離すべり症では少ない)などが認められる。
検査:X線でテリアの首輪の断裂像(脊椎分離症)など
スポーツ選手に好発する。脊椎すべり症は分離症の随伴が多い。
症状がひどい場合やアスリートの一部は手術の選択もあるが、多くは腰部の筋肉をつけることで痛みは軽減することがあり保存療法を選択することが多い。