DICTIONARY
用語集
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頭痛

緊張性頭痛:主に頭蓋筋や頸肩部の筋の持続性筋収縮により循環障害や神経絞扼のために出現するもの。症状は非拍動的で両側性、持続性で頭部全体が締め付けられるような痛み。頭重感の場合もあり。肩こりを伴うことが多い。出現の誘因として疲労、ストレス、精神的緊張、抑うつ状態、天気が曇り、姿勢が悪いことなどがある。

 

頭痛(偏頭痛):頭蓋外の頭皮下の血管が拡張して頭痛が出現すると考えられ、血管性頭痛ともいえる。症状は拍動性(ズキンズキンとする痛み)の反復性の慢性頭痛である。多くは片側性で女性に多く出現する。前駆症状(前触れの症状)に閃輝暗点(ギザギザの線が見える)があることが多い。出現の誘因として精神的ストレス、過労、寝不足、寝過ぎなどがあげられる。その他にアルコール摂取(特に赤ワイン)、チーズ、コーヒー、チョコレートを摂取により誘発することがあるといわれている。

 

群発性頭痛:原因不明で20~40歳の男性に好発する。症状は拍動性で片側性。発作性の片目の奥がえぐられるような激烈な痛み(眼周囲~前額部。側頭部に痛みが出現)がある。他の症状として結膜充血、鼻閉、鼻汁、流涙、発汗、眼瞼下垂などの自律神経症状を伴う。痛みは10分~数時間、1日に1~数回、数週間~2・3か月、1・2年に1回の頻度で同様の発作が起こる。

 

以上が一次性頭痛(機能性頭痛)で病院に行っても痛み止めを出され、生活指導を受けるしかなく、我慢して付き合うしかないとあきらめている。

しかし、一方で必ず病院で治療しなければ命に係わる頭痛があるので気を付ける必要もある。脳出血、脳梗塞、髄膜炎、慢性硬膜外出血は原因があることが多い。高血圧、糖尿病、不整脈、頭を打ったことがあるなど原因があり頭痛が出現した場合は必ず病院で診察を受けてください。